小説家の福永信、5年9ヶ月ぶりの小説集。
本書は資生堂『花椿』や写真雑誌『IMA』、金氏徹平の演劇作品『tower(THEATER)』の台本などのために書かれた3つの掌編小説をまとめたもの。
掌編3編だけの構成に対し、デザインは活版、写真植字、DTPと3種の異なる印字・印刷方法で仕上げ、ここ100年間で変遷してきた3つの文字組版・印刷技術が一冊の本の中で同居する。
各編の特徴に合わせたレイアウトを行い、読むだけでなく、見ること、めくることなど、本でしか味わえない世界を作り出した。
奥付には、著者、デザイナーの住所を明記。共に「実在」していることを示す。実在の本屋さん、実在の読者と共に、昔の本のように、お互いが近くに感じられる著者とデザイナーでありたい。
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著者:福永信
発行・デザイン:仲村健太郎(Studio Kentaro Nakamura)
サイズ:四六判(128mm × 182mm)
ページ数:132ページ
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